熊本大学附属図書館 研究者インタビュー

熊本大学学術リポジトリ 研究者インタビューのページです。

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2014年8月1日現在のリポジトリ登録件数

2014年8月1日現在のリポジトリ登録件数は

12,378件

でした。
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熊本大学学術リポジトリ1万件突破 記念インタビュー 冨永昌人先生(大学院自然科学研究科(工学系・大学院))

熊本大学研究者情報 : 冨永昌人先生

  • 熊本大学学術リポジトリ公開から6年目を迎えた平成24年5月、リポジトリ登録論文数が1万件に到達しました。

  • 記念すべき1万件目は、大学院自然科学研究科(工学系・大学院)准教授 冨永昌人先生の論文「酵素修飾ナノ構造炭素電極とバイオ燃料電池」で、平成24年5月19日にリポジトリへ登録したものです。


冨永先生の研究室にて
冨永先生(左)の研究室にて


Q.先生の研究内容や専門分野および、今回1万件目の論文についてお聞かせください。
 専門分野は電気化学です。電気的なエネルギーと物質的なエネルギーの変換を扱う学問です。例えば、近年話題となっている太陽電池・燃料電池・リチウムイオン電池といった電池関係は電気化学と密接に関連しています。

 私達の体の中ではいろいろな酵素が反応して代謝が行われています。その代謝反応も電気化学的な観点から見ると、多くの場合で酸化と還元反応が起こっています。車に搭載されているバッテリー(鉛蓄電池)のような金属の反応から、我々の生体内での反応まで、酸化もしくは還元反応を含むすべての反応を電気化学の分野として考えることができます。その中でも私達が最近精力的に取り組んでいるのが、今回一万件目の論文となった「酵素を使った燃料電池」です。通常、燃料電池というと、エネファームがよく知られていると思います。エネファームは物質を変換してエネルギーを取り出す際に金属触媒が使われています。現在、私達が研究しているのは、金属ではなく酵素を触媒として使用し、燃料電池を作ろうというものです。

 もう少し詳しくお話ししますと、エネファームは家庭用に使われている都市ガス(主成分はメタンガス)から水素を取り出し、その水素はエネファーム中で空気中の酸素と反応して水になります。酸素は水素と反応して還元されます。一方、水素側からみると水(H2O)になることは酸化反応であり、この酸化と還元反応の組み合わせにより発電ができます。私達の体内でも、たとえば摂取した果糖と酸素に酵素が加わり、酸化と還元反応が起きてエネルギーを作っています。ただ私達の体は電気を蓄えたり発したりすることはできませんので、アデノシン三リン酸(ATP)などの化学エネルギーとして蓄えています。体の代謝反応も大きな視点から見ると、燃料電池として考えることもできると思っています。
現在の研究は、私達の体の中の仕組みを模倣したような燃料電池の作製、と考えることができると思います。

今回の一万件の論文については、酵素以外のキーワードが二点あり、一点は、ナノ炭素材料を用いていることです。燃料電池には電極が必要ですが、金属を使うとコストが高くなり、重量も重くなりますので、炭素を材料として使っています。もう一点は、構造を工夫することで効率の向上を図っていることです。大きな電流を得るためには反応する表面積を広くしないといけません。研究で用いているカーボンナノチューブは炭素のみから成っており、直径が1ナノメーター、長さが数マイクロメーターの一本の線のようなもので、チューブ状になっています。この炭素素材は導電性が非常に高く、構造も安定で、耐久性も高いため、本燃料電池の電極として有効に使用することができます。

Q.研究を始めたきっかけについてお教えいただけますか?
 大学四年生の時、現学長・谷口 功先生の研究室(当時は安河内研究室でしたが)に所属していました。研究室では、酵素などの生体分子と電極との電気化学的なコミュニケーション(電子授受反応)について研究が行われていました。この分野は研究領域として新しく、当時では十年くらい前から始まった分野でした。私が研究室へ入った時は未知の領域で将来性をすごく感じました。当時から谷口学長は、国際的に活躍されており、そのような研究者になりたいと思ったことがきっかけです。それと、世界の有力大学の図書館には研究論文の国際誌が蔵書されています。その雑誌に論文が掲載されると自分の名前が残ることになります。少し大げさかもしれませんが、世界の大学附属図書館の蔵書に自分の名前を残すことができる、ということがとても新鮮でした。

Q.今後の抱負を是非!
 現在、酵素を反応触媒として使った燃料電池の開発に取り組んでおり、この燃料電池は年々出力が上がっています。本分野は10年程前から世界的に本格的な研究が始まり、ここ10年間で出力が100倍まで上がりました。ただ、100倍上がっても今は1平方センチメートルあたり数10ミリワットのレベルです。実用化にはまだまだですが、モーター程度なら簡単に回せる出力を得ています。10年間に100倍上がったので、今後10年間にはさらに100倍・・・とまでは無理かも知れませんが、たとえ10倍でも、1平方センチメートルあたり数百ミリワットとなり出力としては十分実用化レベルです。エネファームは1平方センチメートルあたりおおよそ二百ミリワットです。ですから、今の10倍程を上げることができれば、エネファームくらいのレベルには到達できると考えています。実用化には色々な課題がありますが、解決しないといけない課題はわかってきていますので、そこをどう突破していくか、模索しています。また今後、関連企業との実用化をめざした共同研究も重要になると考えています。リポジトリ1万件目の登録論文は、九州大学の中嶋先生との共同研究ですが、このように他大学との連携もさらに進むと考えています。


Q.リポジトリに関することについて、お尋ねします。リポジトリで論文を公開した後、なにか反応はありましたか?
 直接感じることはまだありませんが、リポジトリの無料公開によりなんらかの場所で、私の論文を目にしてくれる機会が増えると思います。雑誌に掲載される論文は、基本的に有料公開です。本学を含め、国立大学では電子ジャーナルの導入が進んでおり、利用できる大学も多いと思います。出版社版の論文を直接見ることができる大学は、出版社サイトに行くと思いますが、そうでない環境の大学も結構ありますし、特に海外では利用できない大学・研究機関が多いと思います。そういった大学や研究所の研究者に論文を読んで頂き、活用していただければ非常にいいことであると思っています。あと、大学に所属されていない一般の方々や学生の方に見ていただければいいと思います。

 特許等ですぐに研究内容を公開できない論文もありますが、そのような場合は時間を置いて発表しています。最近国際誌に論文を投稿し受理されましたが、その内容は2年程前の研究でした。昨年度特許を申請し、ようやく投稿できるようになったものです。特許を考えるとすぐに発表できませんので、もどかしい所はあります。

Q.今後のリポジトリ活動について、なんでも結構です。ご意見をお願いします。
 リポジトリは大学として情報を発信する場として非常に有効と思っています。最近はかなりコンテンツも充実してきていますね。ただ、メニューの表記等は、現在すべて日本語です。出版社版の論文を読むことができない海外の方々へ発信するためには、英語表記も必要ではないでしょうか。そうすることで、海外からのアクセスもしやすくなり、本学のアピールにもつながると思います。海外からアクセスがあると、熊本大学でこのような研究をしている先生がいることがわかり、海外学生の意欲、ひいては留学生の確保にもつながると思います。

 通常、海外の学生や研究者が熊大のホームページを見ることはほとんどないと思いますが、サーチエンジン等でリポジトリの論文を見つけ、論文を開いた際、余白に大学のロゴや透かし等が入っていたりすると、そこで熊本大学についてアピールできるため、良いのではないかと思います。

 それから、先ほど私の論文のアクセス統計を少し見せていただいて、論文として入手できないものを欲しがっているのかなと思いました。学会の要旨集等は、学会に参加しないともらえないものなので、そのようなものをリポジトリへ登録できれば良いと思っています。

Q.附属図書館への要望はございますか?
 全学への広報でメールを使用することがあると思いますが、理工系の研究者に対しては、簡潔な内容で構わないと思います。みなさん忙しく、メールの数も多く、なかなかメールの詳細まで読むことが難しいです。30秒程度で概要がわかるよう、ポイントを絞って書いていただければ良いと思います。

Q.最後に、先生のオススメの図書をお教えください。
 読みたい本は沢山ありますが、講談社ブルーバックスの「大学生物学の教科書」等はオススメですね。この本は、米国の大学の教養教育に用いられている生物学の教科書のようですが、生物学の本質を非常に分かりやすく書いてあります。私が今読んでも勉強になります。




冨永先生、ありがとうございました。

冨永先生が「熊本大学学術リポジトリ」に登録されている論文をご覧になりたい方は下記リストをご覧ください。
冨永昌人先生 熊本大学学術リポジトリ 登録論文リスト





編集後記
 ついにコンテンツ数1万件を突破しました。これまで、冨永先生をはじめ、熊本大学の沢山の先生方が、多数の論文をリポジトリに登録してきた結果と思います。日頃から論文を登録していただいている先生方、いつも論文登録ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。そして、このインタビュー記事を見て、手持ちの論文をリポジトリに登録してみたくなった先生方、是非一度図書館電子情報担当にご連絡をお願いします。
論文登録させてくださーい!

熊本大学附属図書館 問い合わせ先一覧

インタビュー日時
平成24年6月7日
インタビュアー
浜崎(熊本大学教育研究推進部 図書館ユニット 雑誌担当)
記録
森下(熊本大学教育研究推進部 図書館ユニット 電子情報担当)

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学術リポジトリ5周年記念研究者インタビュー~教員7人に聞きました~

熊本大学附属図書館では、本学教員の研究成果を収集し、
"全世界に向けて"発信する"「熊本大学学術リポジトリ」を運用しています。
このたび、10/24-30の国際オープンアクセスウィーク期間にあわせて、本学
の教員に研究内容と学術リポジトリについて、インタビューを行いました。

研究者インタビュー記事一覧

10/24(月) 高橋隆雄先生 (社会文化科学研究科)
http://kumadairepository.blog.fc2.com/blog-entry-2.html

10/25(火) 犬童康弘先生 (附属病院)
http://kumadairepository.blog.fc2.com/blog-entry-4.html

10/26(水) 宇佐美しおり先生(大学院生命科学研究部保健学系)
http://kumadairepository.blog.fc2.com/blog-entry-12.html

10/27(木) 中内哲先生(法学部)
http://kumadairepository.blog.fc2.com/blog-entry-5.html

10/28(金) 吉田道雄先生(教育学部附属教育実践総合センター)
http://kumadairepository.blog.fc2.com/blog-entry-10.html

10/29(土) 安仁屋勝先生(理学部)
http://kumadairepository.blog.fc2.com/blog-entry-6.html

11/01(火) 浪平隆男先生(バイオエレクトリクス研究センター)
http://kumadairepository.blog.fc2.com/blog-entry-7.html

熊本大学学術リポジトリには教員の研究成果に加えて博士論文や
旧制第五高等学校校友会誌「龍南会雑誌」の記事等も収録しています。
熊本大学の歴史を知る! 龍南会雑誌 (旧制第五高等学校校友会誌)

※「オープンアクセス」を一言でいうと?
 → 学術論文を誰でも無料で読めるようにするしくみや取り組みのことです。

参考:オープンアクセスとは - Open Access Japan

このインタビューは、九州地区の大学図書館が合同で開催する
Library Lovers'キャンペーン2011における熊本大学附属図書館独自イベントの一部です。独自イベント一覧
LibraryLovers

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浪平隆男先生 (バイオエレクトリクス研究センター)

このインタビューは、九州地区の大学図書館が合同で開催する
Library Lovers'キャンペーン2011における熊本大学附属図書館独自イベントの一部です。独自イベント一覧
LibraryLovers


熊本大学 バイオエレクトリクス研究センター 浪平隆男先生
熊本大学研究者情報

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Q.先生のご専門について教えてください。

私はバイオエレクトリクス研究センターに所属しています。名前にバイオと入っていますが、そのあとにエレクトリクスと入っているように、バイオが専門ではなくて電気がもともとの専門です。その電気の中でも、日常使われている直流電力や交流電力とは異なる、第三の電力として期待されているパルス電力について研究しており、環境浄化技術を中心とした産業応用化を目指しています。

Q.環境の浄化というのは具体的にはどういったことですか?

パルス電力を使うと人工的に小さな雷をたくさん発生させることができます。その雷を空気や酸素の中で発生させると、酸素がオゾンと呼ばれるものに変化します。このオゾンは、殺菌・脱臭・脱色能力があり、様々に空気を浄化してくれます。それとはまた別に、自動車や火力発電所の排気ガスの中で小さな雷を起こすと、その中に入っている一酸化窒素(NO)という有害物質を、無害な窒素(N2)と酸素(O2)に分解できるようになります。

それから、もう少しパルス電力を大きくしていくと、気体中ではなくて、コンクリートのような固い物の中でも雷を発生させることができるようになります。コンクリートというのは骨材と呼ばれる小石とセメントの塊なのですが、雷をコンクリートの中で発生させると、小石からセメントがきれいにはがれます。骨材が原材料レベルまできれいに戻るので、再利用が簡単になる、といった研究もしております。

Q.研究を始められたきっかけは何ですか?

学部4年生の時に卒業研究でパルス電力の研究に携わり、それから一貫して続けています。

Q.今後進めていきたい研究はありますか?

現在は空気浄化やコンクリートリサイクルに関して研究していますが、今後は、液体や土壌の浄化、そういったものにこの技術をうまく応用できないか、と考えています。そうすることで、気体・液体・固体とすべての物質に対するトータルな浄化技術として完成できたら、と思っております。

Q.そのような大きなパワーというか、パルスを発生させる時に、どれぐらいのエネルギーがかかるのですか?

こういった雷やコンクリート破壊と聞くと、非常に大きなエネルギーを使うのではないかと思われるのですが、確かに瞬間的なエネルギー、電力と呼ばれるものは、非常に大きく、メガワット(MW)・ギガワット(GW)オーダーのものが発生するのですけど、その発生時間は非常に短くて、10-6秒から10-9秒といった時間です。そのため、発生電力と発生時間の積である消費エネルギーとしては非常に小さくなります。例えば、コンクリートを破壊する雷を100回発生させたとしても、1円の電気代にも満たないぐらいの消費エネルギーとなります。

Q.現在、そういったパルスを発生させられる機械というのは、熊本大学のような研究施設にしかないんでしょうか。

現時点では、市販されているパルス電源というのはございません。やはり特殊な電源となりますので、我々は自分で作って、実験・研究を進めています。今後、環境浄化技術として応用が進むと、やがて汎用機という形で世の中に出てくることになると思います。そういった汎用機の開発にも携わることが出来ればと考えております。

Q.実用化の見通しはありますか?

先ほど紹介しましたオゾン発生に関しましては、現在4つの企業と共同研究をしています。それぞれ用途は違うのですが、実用化に向けて研究を進めておりまして、早ければ4-5年後に製品が世に出れば、と考えております。それから、コンクリートリサイクルの方は、既にパイロットプラントが出来上がっておりまして、現在、熊本大学の地域共同ラボラトリーにて運転しています。そこではいくつかの企業とコンソーシアムを組み、土木業界でどのように利用していくかについて話をしている段階に入っています。

技術は完成するだけではなかなか世に出ていかず、それをどのようにビジネスへつなげていくか、というのがコンクリートリサイクルに関する一つの課題になっています。例えば、コンクリートの骨材・小石はうまくリサイクルできるようになるのですが、そのリサイクルした骨材は手間をかけているため、天然の骨材よりもコストが高くついてしまいます。そのため、そこには何らかの手(考え)が入らないと再生した骨材が世に流通しない、ということになります。コンソーシアムでは、県や市などの自治体に対して、再生紙と同様に、再生骨材を使ったコンクリート、再生コンクリートを積極的に使ってほしい、という問いかけなどを通して、再生されたものをうまく世の中にだすことを目指しています。

Q.『熊本大学学術リポジトリ』を知ったきっかけは何ですか?

附属図書館の担当者からの「この論文(浪平先生の論文)をリポジトリに収録したい。」という問い合わせがきっかけです。

Q.熊本大学に限らず、リポジトリというものがあるというのはご存じでしたか?

当時はリポジトリとして認識していませんでしたが、インターネットで論文を検索すると、どこかの大学図書館のwebサイトに飛んで、そこから原稿が出てきたりしてたので、その大学独自にアーカイブをやっているのかな、と思っていました。そういったときに、(熊本大学の)図書館からの問い合わせで「ああ、リポジトリだったんだ。」と認識しました。

Q.リポジトリに登録して、何か反応はありましたか?

特に実感としてはないのですが・・・。ひょっとしたら、リポジトリからの発信情報を通して、論文のサイテーション数が増加しているのかもしれません。私はIEEEを中心に論文を出していますが、その電子ジャーナルはお金を払わないと見れません。そのため、IEEEへの掲載論文と同様の原稿が無料のリポジトリを通じて発信されることで、他の論文へのサイテーションとして反映されるのかな、と思います。

Q.リポジトリなどで論文を無料公開することについて、何かメリットや意義を感じられていることがありましたら教えてください。

やはり、だれでも気軽に論文を読めるというのはいいことだと思います。我々の書いている論文は、大げさではありますが「人類の財産」とも言えますので、一部の人が独り占めするのではなく、すべての人で共有できた方がいい、と思います。

Q.オープンアクセス運動についてご意見やご感想があれば、教えてください。

ぜひ、積極的に推進してほしいですね。

浪平先生、ありがとうございました。

浪平先生が「熊本大学学術リポジトリ」に登録されている論文をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
浪平隆男先生 熊本大学学術リポジトリ 登録論文リスト

インタビュー日
2011年10月19日
インタビュー担当
廣田(熊本大学教育研究推進部図書館ユニット 利用相談担当)
記録担当
藤浦(熊本大学教育研究推進部図書館ユニット 電子情報担当)

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熊本大学の歴史を知る! 龍南会雑誌 (旧制第五高等学校校友会誌)

熊本大学学術リポジトリの中から、特色あるコレクションを紹介します。

「龍南会雑誌」です。

「龍南会雑誌」(172号から「龍南」と改題)は熊本大学の前身である旧制第五高等学校の校友会誌で、明治24年(1891)11月創刊以来、昭和23年(1948)3月まで全255号が発行されています。これは旧制第一高等学校の「校友会雑誌」(後に「護国会雑誌」と改題、明治23年11月創刊、全382号)に次ぐものです。

「龍南会雑誌」は、ほんのわずかな頁の欠損があるだけで、ほとんど完全な形で残っており、その最終号を除く254冊については、複製本が熊本大学附属図書館で公開されています。

そして、熊本大学学術リポジトリでも本文を公開しています。
(各記事から熊本大学学術リポジトリにリンクしています。)
龍南会雑誌 目次

(五高記念館と龍南健児の像)
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五高記念館のホームページで紹介されている下記の石碑の本文が熊本大学学術リポジトリで公開されています。

夏目漱石
五高記念館のホームページから引用)
熊本には1896(明治29)年4月14日、第五高等学校嘱託教員として着任し、同年7月9日に教授となった。翌1897(明治30)年10月10日、創立記念日に教員総代として述べた祝辞の一説「夫レ教育ハ建国ノ基礎ニシテ子弟ノ和熟ハ育英ノ大本タリ」の文字が記念碑として本学内(黒髪北キャンパス)に建てられている。

本文はこちら
夏目金之助. 祝辞. 龍南會雜誌. 1897, 60, p.2-3.
(夏目漱石像と石碑)
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ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)
五高記念館のホームページから引用)
1894(明治27)年1月27日、職員・生徒を前に「東洋の将来」と題して講演を行い、深い感銘を与えた。このときの結びの言葉が英文碑に刻まれている。

本文はこちら
Hearn, Lafcadio. The future of the far east. 龍南會雜誌. 1894, 28,p.[附]1-10.
(ラフカディオ・ハーン像と石碑)
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興味をもたれた方は、ぜひ本文をご覧ください。

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